ヨーロッパ横断鉄道旅行-第4弾(ウィーン→プラハ)(8)

ウリツキー池から
5日目

テルチ→コステレツ

 早朝、教会の鐘の音で目を覚ます。とても心地よい音だ。時計なんか持たずに鐘の音だけ聞いて生活するのも悪くないだろう。だが、お気楽な旅人には少し時間が早かったようだ・・・。というわけで、少々の間二度寝する。

 朝食後ホテルを出たが、列車の時刻にはまだ時間があるので、テルチ散策の続きをする。小雨が降っている。荷物を背負って傘をさしながら歩くのはしんどい。テルチ城の城壁の脇を抜けると、大きなシュテプニツキー池が現れる。池と反対の方向には庭園が広がっている。ここから改めてテルチ城を眺めると、なかなか壮観な姿が浮かび上がる。
 城をぐるりと周ると、今度はウリツキー池に出る。ここから城を見ることはできないが、その代わり、赤い屋根の建物が建ち並ぶ美しい町並みを見ることができる。

 このような美しい街を去るのは名残惜しいが、列車の時刻も近づいているので駅に向かう。駅前には大きなバス乗り場があり、ここから各地へと向かう長距離バスが発着している。おそらく列車よりも便数が多いだろう。駅の窓口ではバスの切符も売られていて、駅舎はバスの待合所も兼ねている。

 11時50分過ぎ、コステレツ始発のスラヴォニツェ行きの列車が到着する。そして11時55分過ぎ、コステレツ行きの列車も到着する。スラヴォニツェ行きの列車は、これを見て出発する。私はコステレツ行きの列車に乗り込む。列車は12時4分に発車する。
 前日とは逆に、池と緑が点在する丘陵地帯を北上する。ただ、ヴァーニョヴスキー池イェズドヴィツキー池が灰色の空に覆われているのは残念だ。
 コステレツの市街地を横切ると、列車は中央高地を東西に貫く路線と合流し、12時40分にコステレツに到着する

 しばらくして、ブディェヨヴィツェ方面へ向かう列車がやって来た。これは特急ではない上にブディェヨヴィツェまでは行かない(どこまで行くか忘れてしまった)ので私は乗らない。次いで、イフラヴァ行きの列車がやって来る。両者はここで待ち合わせをしていたのだ。双方の列車が去った後、さっきまで私が乗っていた列車がスラヴォニツェ行きに転じて駅の片隅に佇んでいる。これからしばらくの間は列車が来そうにないので、私は駅舎の中で待つことにする。

続く
目次へ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック