ヨーロッパ横断鉄道旅行-第3弾(ブダペスト→ウィーン)(1)

登山電車(麓駅)
1日目・2日目

ブダペスト登山鉄道

 前回の旅のように大きなトラブルに見舞われなくとも、日本からヨーロッパへの旅は、最初の目的地に着くまでに多くの体力を消耗する。今回は成田から仁川を経由してドイツ・フランクフルトに着き、そこからブダペストに向かった。フランクフルトに着いたのは自宅を出てから20時間後、そこで再度チェックインをして(3便は一度にチェックインできないようだ)ブダペスト行きの便に乗り、ブダペスト空港からバスと地下鉄を乗り継いでホテルに着いたのは、自宅を出てから約27時間後のことである。そこに待ち受けていたものは、予想を上回るオンボロな部屋の設備の数々だった・・・。

 とは言え、いつまでもゲンナリしてはいられない。早速旅を始めることにしよう。

 翌朝、地下鉄M3に乗ってデアーク広場に行き、そこからM2に乗り換えてドナウ川を渡り、終点のブダペスト南駅に向かう。南駅の建物は、東駅や西駅のような風格のあるものではないが、主にハンガリー国内への列車が発着する大きなターミナルだ。私は駅の見物がてらに、切符売り場でウィーン方面への切符を買っておく。

 次いで地下鉄M2で一駅戻り、モスクワ広場で下車する。ここは多くのトラムが乗り入れている場所で、折り返し運転のためか、広場を一周している引込み線もある。ここのトラム乗り場から、61番のトラムに乗る。トラムは発車すると、どんどん坂道を上って行く。ヴァーロシュマヨーイという停留所で下車すると、そこにはトラムとは別の鉄道の駅がある。これがブダペスト登山鉄道の麓側の駅である。
 ブダペストのドナウ川西岸・ブダ地区の背後は標高500m~600mの山地になっているが、この鉄道はその一角・標高482mのセーチェニ山の山頂付近まで登るものである。車両は一見したところ普通の電車に見え、ケーブルカーとは異なっている。
 だが発車するや否や、通常の鉄道では有り得ないような急勾配をぐんぐん登って行くので驚く。この鉄道の最大勾配は何と110パーミルもあるそうだ。単線ゆえに最初は気づかなかったのだが、や信号所に停車した際に、通常の線路の真ん中に敷かれた大きなラックレールの存在に気づいた。車両の下にある歯車を、このラックレールの噛ませて坂道を上るのである。
 列車は、駅舎が民家風の趣のあるスヴァーブヘギイを出ると、まもなく終点のセーチェニ山に到着する振り返ってみると、駅舎のある辺りこそなだらかな勾配になっているものの、そのすぐ手前まで急勾配になっていることがわかる。

続く
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