東九州縦断鉄道旅行(4)

中津行き普通列車(小倉駅)
小倉→中津(日豊本線)

 小倉からようやく日豊本線の旅が始まる。11時53分、中津行きの普通列車で出発する。車両は415系だ。JR九州の中では、国鉄時代に造られたこの車両は地味に見えてしまう。西小倉まで鹿児島本線と並走した後、左に折れて南へと向かう。
 しばらく北九州の市街地の中を走り、田園風景が現れたところで12時2分に城野に停車する。発車するとすぐに日田彦山線が右に分岐してゆく。日田彦山線は香春や田川後藤寺に伸びており、かつてはセメントや筑豊炭田の石炭も運んでいた。
 12時17分、苅田に停車する。ここで特急「ソニック」の通過待ちをした後、12時21分に発車する。次の駅・小波瀬西工大前に着く手前で貨物線と合流する。これは苅田港からやってきた線路なのだが、2005年を最後に貨物列車の運行は休止になってしまった。小波瀬西工大前を出ると、やがて長峡川を渡り、12時30分、行橋に停車する。行橋を出て今川を渡ったところで田川線が右に分岐する。田川線は現在は平成筑豊鉄道に所属しているが、かつては筑豊炭田の南部から石炭を運ぶ国鉄の路線であった。運ばれてきた石炭は、戦時中に造成された苅田港へと運ばれていた。ここは、筑豊本線の予備とも言える「石炭の道」だったのだ。
 田川線と分岐した日豊本線は南東に向かい、次第に海に近づいてゆく。豊前松江を過ぎると、ようやく周防灘が姿を現す。そして吉富を出ると、列車はゆっくりと山国川を渡り、大分県に入る。13時5分、列車は終点の中津に到着する。

続く
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