東四国鉄道旅行(1)

鳴門海峡(2)
1日目

鳴門

 山陽電鉄・舞子公園駅を出た所に、細くて高い建物が聳えているのが見える。その建物の上には、大きなコンクリートの橋梁が空を覆うように架かっている。建物に入り、エスカレーターを上って行くと、橋梁の真下にたどり着く。そこからさらに階段を上ると、高速道路が現れる。ここは高速道路のバス停である。
 しばらく待っていると、高速バスがやって来た。徳島駅行きのバスだ。バスが動き出すと、まもなく前方に高く聳える主塔が現れる。明石海峡大橋である。バスは橋をあっという間に渡りきると、淡路島に入る。山間部ののどかな風景がしばらく続くが、40分ほど経つと、再び前方に大きな主塔が現れる。今度は鳴門海峡に架かる大鳴門橋である。これもまたあっという間に渡りきると、バスは道路脇のバス停に停車する。鳴門公園バス停だ。私はここで下車する。

 バス停の周辺には、鳴門公園をはじめ様々な観光施設が設置されている。まずは、渦の道に入る。大鳴門橋の真下にある有料の遊歩道だ。床が所々頑丈なガラスで造られていて、渦を巻く鳴門海峡の姿を上から見下ろすことができる。
 橋に関する資料館などを見た後、鳴門山の展望台に登る。青空の下、すぐ目の前に迫る淡路島との間を流れる海峡の風景は素晴らしい。

 今度は山道を下りて大塚国際美術館に行く。この美術館には色々と驚かされた。まず、入場料が高い(2008年時点で、一般入場料が3150円!)。そして、館内には「本物」の美術品が一つもなく、全てデジタルコピーなのだ。しかし、「本物」の形・色はもちろん、サイズや構成まで忠実に再現されている。圧巻なのは、ヨーロッパの聖堂が壁画ごとそっくりそのまま再現されていることだ。中でも、巨大なバチカンのシスティナ礼拝堂の「レプリカ」は、この美術館の目玉になっている。また、展示物の数がとても多い。3時間でも足りない。スケジュールが押していたので、全部見るのを諦めざるを得なかった。美術に興味のある人は、高い入場料を払ってでも見る価値があると私は思う。

 美術館から歩いて港へと向かう。鳴門公園からずっと歩き、広い美術館内をぐるぐる回ったので、さすがに疲れてきて足取りも重くなる・・・。ようやく船乗り場にたどり着くと、観光船ならぬ観潮船に乗る。この船は鳴門海峡の潮位が大きく変化する時刻に出港して、渦潮を間近に見せてくれる。強い風や船の揺れが加わって、上から見下ろすよりも渦の迫力を強く感じることができた。

 船乗り場からはバスに乗る。だが、夏休みということもあり、バスはすし詰め状態。しかも道路も渋滞中・・・。やっとの思いで鳴門駅までたどり着いた。

続く
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