シルクロード鉄道旅行-第8弾(ブハラ→テヘラン)(16)

絨毯博物館(4)
8日目

テヘラン(1)

 この日からは、ガイドさんなしの単独行動になる。
 まずは、ホテル近くのターレガーニー駅から地下鉄に乗る。テヘランの地下鉄は1号線・2号線・5号線の3系統あり、ターレガーニー駅はテヘラン市内を南北に走る1号線の駅だ。切符は人のいる窓口で購入するが、運賃は2回分で(1回のみは買えないようだ)2750リヤール(約30円、2009年5月時点)の定額となっている。購入した切符を自動改札に通して中に入る。駅も車両も、運賃の安さからは想像できないほどとても新しい。
 南へ向かう列車がやって来る。日本のような女性専用車両は無いようだが、何となく男女別に違う車両に乗っているようだ。4つ目の駅、パーンズダヘ・ホルダード駅で下車する。

 駅を出ると、そこにはテヘラン最大のバザール(ペルシャ語では「バーザール」と言う)が広がっている。マシュハドなどのバザールとは異なり、1本の通りではなく、あるエリア全体がバザールになっている。だから出入口は無数にあり、どこから入って良いかわからない。とりあえず、比較的大きそうな出入口の一つに入ってみる。狭い通路の両側には商店がひしめき、高い所にある屋根からは陽光が差し込む。通路が狭いにもかかわらず、荷車やバイクがひっきりなしに通るので注意が必要だ。商店は無秩序に並んでいるのではなく、金属製品、食料品、反物、衣類、絨毯など商品の種類によってエリアが分かれているようだ。
 とにかく広い。道に迷わないように1本の通りをまっすぐに進んでいるのだが、それがどこまでも続く。何本の横道と交差しているかわからない。そのうち屋根の形が古風なものに変わるが、出口は見えない。
 おそらく1km以上歩いて、ようやくT字路に突き当たり、そこを折れると小さな路地になる。その路地をずっとまっすぐ進むと、ようやく外に出ることができる。

 バザールからタクシーに乗る。イランのタクシーはほとんどメーターを搭載していないので、乗る前に交渉が必要だ。向かったのはアーブギーネ博物館だ。
 もともと有力者の邸宅として建てられたこの博物館には、様々な陶磁器やガラス製品が展示されている。展示物のレベルが高いのもさることながら、展示方法にも様々な工夫を凝らしているのが非常に面白い。

 またタクシーに乗って、今度は絨毯博物館に行く。運転手さんは道を知らなかったらしく、通りに立っている警官を何人もつかまえては道を尋ね、ようやくたどり着くことができた。タクシーにメーターが無いのも、こういう場合には好都合だ。
 ラーレ公園の一角に建つ絨毯博物館に入ると、まず高い天井まで届く巨大な絨毯を拝むことになる(もっとも、絨毯の大きさだけで言えば、トルクメニスタンの絨毯博物館にある巨大絨毯の方が大きいのだが)。絨毯を保護するため、照明が薄暗い展示室の中では、イラン各地から集めたアンティーク絨毯ずらりと展示されている。その大きさと美しさに、ため息が出る。

続く
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ターレガーニー駅



バザール



アーブギーネ博物館



絨毯博物館

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