甲信縦断鉄道旅行(17)

越後川口行き普通列車(長野駅)
長野→戸狩野沢温泉(飯山線)
野沢温泉

 長野電鉄の長野駅を出て、JR長野駅に向かう。目の前に見えるJR長野駅の真新しい駅舎には、かつて善光寺を模して有名だった駅舎の面影はない。改札口に入って、飯山線のホームに下りる。
 ホームからは、しなの鉄道、篠ノ井線、信越本線などの列車が入れ替わるようにやって来るのが見える。名古屋へ向かう特急「しなの」の姿も見える。ホーム上の駅名表示板に善光寺の姿が描かれている。善光寺の面影は、ここにだけ残っているようだ。

 16時20分過ぎ、越後川口行きの普通列車がやって来る。キハ110系の2両編成だ。意外に乗客が多く、車内はたちまち満員になる。16時33分、列車は長野を発車する。列車はまっすぐに北東に進む。長野新幹線の引込線も並走している。北長野を過ぎると、長野電鉄と交差し、新幹線の引込線とも分かれる。
 豊野を過ぎて、北西方向に向かう信越本線と分岐する。飯山線は、長野-豊野間は信越本線に乗り入れているのだ。分岐してまもなく、信濃浅野に停車する。信濃浅野を過ぎると、千曲川が姿を現す。立ヶ花から先は、ゆるやかに蛇行する千曲川の流れを追うことができる。17時5分、替佐に到着する。ドアが開くや否や、『ふるさと』のメロディーが聞こえて来る。これは『ふるさと』の作詞者である高野辰之の出身地が替佐の近辺にあることを記念するものであるらしく、この他にも彼が作詞した『おぼろ月夜』や『春の小川』などのメロディーも流れるそうだ。
 替佐を過ぎるとしばらく山道が続くが、やがて再び蛇行する千曲川が現れ、蓮の手前までその姿を見ることができる。17時19分、飯山に到着する。飯山から先は、河岸に広がる田園地帯の中を走る。そして、17時32分に戸狩野沢温泉に到着する

 ここから野沢温泉行きのバスに乗る。バスは千曲川を渡ると、河東の山道を登って行く。山の中腹に見える温泉街に、約15分ほどで到着する。ここに来るまでののんびりした風景とは打って変わって、幾手にも分かれた細い道に沿って温泉旅館や土産物店が所狭しと軒を連ねていて、夜遅くまで明るい。そろそろこの旅も終盤だ。少し強めの硫黄泉に浸かりながら、旅の締めくくりについて思いを巡らせる。

続く
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長野~戸狩野沢温泉



野沢温泉

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