甲信縦断鉄道旅行(14)

文武学校(1)
松代

 駅を出て踏切を渡り、線路を挟んで反対側にある松代城に行く。この城は、もともと川中島の戦いの際に武田信玄の拠点となった海津城であったが、江戸時代に真田氏が上田から移転した時に松代城と改称された。現在ではや櫓の一部が復元されている。城の周囲には何も障害物がなく、守りにくいようにも思えるのだが、かつては城の目の前を千曲川が流れていたらしい。

 城を出て再び踏切を渡る。城下町は、主に線路のこちら側(南側)にある。かつての町並みの風情が残っているのが良い。
 しばらく歩いて、松代藩の文武学校に行く。安政2年(1855年)に開校したというこの学校は、藩の政庁も兼ねており、蘭学や西洋砲術など、当時の最先端の学問が講義されていたという。建物は、ほぼ当時のままで残っていて、その隅々まで見ることができる。講義室の他に、各種の武道場にも広いスペースが割かれている。

 文武学校のすぐ横が、かつての藩主の邸宅であった真田邸だ(そのまんまの名称だ)。あいにく当時(2007年7月)は建物部分が工事中で、中庭しか見ることができなかった。真田邸のさらに横にあるのが真田宝物館で、真田氏に関する豊富な資料を見ることができた。

 飛びぬけて人目を惹くものがあるわけではないが、城下町全体の雰囲気が良く、できれば長居したくなる町だ。だが、本数の少ない列車に乗るため、私は再び松代駅へと行かねばならない。

続く
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