甲信縦断鉄道旅行(8)

鉄道神社
鉄道の聖地

 野辺山駅前からタクシーに乗る。向かったのは、先程列車から見た日本鉄道最高地点だ。標高1375メートルのその場所には、「日本鉄道最高地点」と記された堂々たる記念碑が立っており、周辺にはホテルや売店もあって、すっかり観光地になっている。そこから踏切を挟んだ反対側には、「JR鉄道最高地点」という見た目も内容もやや控えめな記念碑が立っている。確かにここは普通鉄道では日本一標高の高い場所なのだが、ロープウェイなども含めた場合、もっと標高の高い地点があるため、こうした控えめな表現になっているようだ。晴れた日であれば、この辺りからも八ヶ岳の美しい姿を見ることができるようだが、この日は厚い雨雲に遮られて、山の姿を垣間見ることもできない。
 この「JR鉄道最高地点」の碑の側に、「鉄道神社」と記された小さな社がある。この神社のご神体はレールである(写真中央より少し右下の「エ」の字に光っているのがそれ)。ここは鉄道が最も天に近づいた場所とも言える。鉄道神社は、そうした神聖な場所にふさわしいものだ。私もわずかな賽銭を奉納して手を合わせる。

 再びタクシーで野辺山駅前に戻り、駅前の銀河公園に行く。そこには、かつて北海道で走っていたというC56機関車の姿があった。頭上を屋根に覆われ、よく手入れされているためか、車体にはツヤがあり、古びた感じが全く無い。実に幸福な老後を送っている機関車だ。今回は行かなかったが、近くにはSLランドという施設もあり、そこにも現役を終えたSLやディーゼル機関車がいるらしい。やはり、この地は鉄道の聖地であり天国なのだろう。

 野辺山駅は、最高地点に比べると低くなるが、それでも標高1345メートル地点にあり、JRでは最も標高の高い駅だ。その記念碑などを見ながら、列車が来るのを待つ。

続く
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