会津横断鉄道旅行(8)

田子倉湖(1)
3日目

田子倉湖

 朝、只見駅の前からタクシーに乗る。只見川の上流に向かい、只見ダムを通過すると、やがて田子倉ダムの巨大な壁が目の前に立ちふさがる。タクシーは、その手前で道を折れて険しい山道を登って行く。
 しばらくして田子倉ダムのダム堤に到着する。ダムからは、下流には只見ダムを一望でき、上流にはダム湖である田子倉湖を見渡すことができる。

 湖を周遊する遊覧船に乗る。湖岸の木々は色とりどりに紅葉していて、船内からはしきりに歓声が聞こえる。船は、湖の奥へと進んで行く。目の前には、かつて会津と越後を結ぶ難所であった六十里越えの道が、紅葉に彩られているのが見え、はるか後方には、浅草岳の雄大な姿が現れる。湖上に冷たい風が吹きつけることなど忘れて、ただただ景色に見とれるばかりだ。

 再びタクシーに乗って山を下り、只見川沿いの温泉施設に行く。休日ではあるが、やはり全く混んでいない。冷え切った体を温泉で温めた後は、畳の間に寝転んで、残りわずかな会津での時間を過ごす。

続く
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