会津横断鉄道旅行(7)

会津川口駅(3)
会津宮下→只見(只見線)

 会津宮下駅に戻ると、程なく小出行きの普通列車がやって来た。キハ48系の2両編成だ。この列車も長く停車するため、乗客達がホームにゾロゾロ降りてくる。一通り休憩が終わった頃、列車は発車する。14時55分。

 渓谷はますます深くなり、川も小さな蛇行を繰り返す。トンネルとトンネルの間に渓谷やダム湖が次々と現れ、見る者を圧倒する。早戸・会津水沼・会津中川を通って、15時21分に会津川口に到着する。
 ここで会津若松行きの普通列車を待ち合わせるために、しばらく停車する。ホームからは、ゆったり流れる只見川と、その向こうに紅葉した山々を見渡すことができる。

 列車は15時30分に会津川口を発車する。ここから先はホームが短く、先頭車両しかドアが開かない。川の周辺は次第に平坦になるが、その周りは深い山々に取り囲まれている。会津越川を過ぎると、辺りの山々が燃えるように赤く染まる。山深い里に来た実感が湧いてくる。
 会津大塩を過ぎる頃には、早くも日が傾いて来た美しい紅葉も、ゆったり流れる只見川も、まもなく闇の中に消えて行くだろう。会津蒲生を過ぎると、程なく只見富士と呼ばれる柴倉山が見えてきた。そして16時13分、列車は只見に到着する。見どころ沢山の只見線の旅も、今日はここで終わりだ。

続く
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