会津横断鉄道旅行(5)

鶴ヶ城(2)
2日目

会津若松

 まだ11月の初旬だというのに、北国の朝の冷え込みは半端ではない。気分を奮い立たせて、ようやく寝床から抜け出す。
 旅館を出て東山の温泉街を散歩する。湯川沿いの木々には既に落葉が始まっているが、それでもまだ紅葉を楽しむことができる。
 温泉街のバス停から出るバスを待つには時間が余り過ぎるので、町の中心部に向かって歩き出す。30分以上歩いて御薬園に到着する。

 御薬園は会津藩主松平家の庭園であり、園内で薬草を栽培していたために、この名前が付いたと言う。朝早いために人出は少ない。池の周りをゆっくりと歩きながら、木々の紅葉を楽しむ。池のほとり浮島に建った茅葺きの建物が、風景に趣を添える。

 御薬園から西に少し歩くと鶴ヶ城だ。石垣の上にも紅葉が見られる。本丸跡に聳える天守閣がひときわ目を引くが、今回は天守閣には登らずに茶室・麟閣に行ってみた。園内の紅葉は見事だが、茶室から眺める景色はとりわけ素晴らしい。

 鶴ヶ城を出ると、バスに乗って会津若松駅に向かう。

続く
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東山温泉


鶴ヶ城・御薬園

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