ときわ路鉄道旅行(12)

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3日目

湯本→内郷(常磐線)
白水阿弥陀堂

 朝、ひっそりと静まりかえる温泉街を出て湯本駅に向かう。朝湯に浸かったせいで、体にほのかに残る硫黄の臭いが気になるが・・・。
 9時3分、いわき行きの普通列車に乗る。いわき方面に1駅戻った内郷で下車、9時7分。

 駅前から少し離れたバス停に行くが、すぐに来そうなバスは無い。駅前に戻ってタクシーに乗る。走ること約5分、白水阿弥陀堂に到着。
 入口を入ると、目の前に大きな池があり、池には島が浮かんでいる。赤い橋を通って浮島に渡り、そこから赤い橋をもう一つ渡って池の対岸にたどり着くと、そこに阿弥陀堂がある。そして、それ以外に建物らしいものは無い。
 この阿弥陀堂は1160年に岩城則道の妻が建てた。この女性は奥州平泉の藤原基衡の娘であり、故郷平泉の「泉」の字を分解して「白水」と名付けたと言われている。外見は質素な造りの阿弥陀堂だが、中に入って天井を見上げると、今はすっかり黒ずんでいるものの、極楽浄土の光景を描いた天井画がずらりと並んでいる。かつては、極彩色のきらびやかなものだったに違いない。
 阿弥陀堂の周囲には、池を中心とした庭園が復元されている。豊かに湛えられた水周囲の緑に映える赤い橋群生する蓮、これらが極楽浄土の風景を造りあげている。道端には彼岸花も咲いている。阿弥陀堂を中心とした現世の「ミニ極楽」で、一時の安らぎを得る。

 阿弥陀堂の入口を出て「娑婆」に戻り、タクシーに乗って内郷駅へと向かう。

続く
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湯本~内郷


白水阿弥陀堂

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