シルクロード鉄道旅行-第4弾(ウルムチ→アルマティ)(15)

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7日目

アルマティぶらつ記(3)

 正午前、ホテルをチェックアウトする。途中、市庁舎の前を通ってジェルトクサン通りを南へ向かう。両替の看板が通りのあちこちに見える。こうした光景はここだけではなく、アルマティの各所で見られる。看板には「1ドル=○○○テンゲ、1ユーロ=○○○テンゲ」などと書いている。もちろん、店によってレート異なるし、同じ店でも刻々とレートが変わっていく。まるで日本のガソリンスタンドのようだ。
 広いサトバエフ通りにぶつかると、視界が急に開けてくる。ここを東に折れたところが共和国広場だ。人影がほとんど無く、不気味ですらある。道路の反対側には、独立記念碑を挟んで巨大な銀行の建物が2つ建っている。アルマティでは他にも巨大な銀行の建物を見たのだが、なぜ銀行の建物がこれほど大きいのかはわからない。

 共和国広場を抜け、もう一度南へ折れてしばらく坂を上った所に国立中央博物館がある。これだけは、確かに地図通りに存在したのでほっとする。
 博物館に入ると、すぐに建物の中央に古代スキタイの黄金の衣装のミニチュアが見える。これはミニチュアだが、なかなか見事なものだ。しかし、この博物館ではこれが最大の見もののようだ・・・。もちろん古代の発掘品や各民族のきらびやかな衣装なども展示されているのだが、数は少ない。少ない中でも最も印象的だったのは、オトゥラル(カザフ中南部にあった町)の攻防戦(1219年、ジンギスカン率いるモンゴル軍によりオトゥラルは破壊された)を再現したジオラマだ。
 近代以前の展示が少ない代わりに革命戦争以後の時代の展示は多く、友好国の文化の紹介までしている。特に韓国の展示が豊富なのには驚いた。中央アジアと韓国の関係の強さを実感する。

 博物館を出ると、道路の向かい側に大統領公邸が見える。首都がアスタナに移転してからは主が不在になったはずだが、それでも周辺には警官がウロウロしている。そちらには近寄らないようにしながら、また共和国広場に戻る。花壇の奥には噴水があり、その遥か奥にはアラタウ山脈の美しい山並みが見える。私はそれをしばらく眺めた後、この町に別れを告げるべく北へと踵を返した。

続く
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