シルクロード鉄道旅行-第4弾(ウルムチ→アルマティ)(9)

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ドスティク→アクトガイ

 14時10分、ようやく列車が発車する。その直後、例の台車交換施設が目に飛び込んで来る。そこには空の台車が所狭しと並んでいて、車両を持ち上げるであろう黄色い機械が線路脇に立っている。今そこで作業が行われているわけではないが、これで胸のつかえが少しだけ下りた気がする。
 室内には待望の風が流れ込む。やがて窓の外にはうっすらと草の生えた草原が広がる。列車はなおも北西へと進み続ける。14時40分、ジャラナシュクに停車。ジャラナシュクをを出てしばらくすると、右側に青い湖が現れる。どうやらこれがアラコリ湖らしい。そして、列車は湖のほとりコクトゥマ駅に到着。15時40分。ホームでは地元のおばさん達が肉や魚の燻製、果物、ピロシキ、飲み物などを売っている。実はこのN955列車には食堂車が連結されていないのだが、私のように食料を事前に買い込まなくとも、それほど不自由しないのだ。
 コクトゥマを出ると、窓の外には、また湖が現れ、そのほとりには洒落た造りの家が並んでいる(写真では良くわからないかもしれないが・・・)。もしかすると湖畔の別荘地なのかもしれない。そして列車は、16時10分とある駅に停車(後で時刻表を調べてみたが、駅名が載っていない・・・)。
 Aさんが私達の部屋にやって来る。話題はやはり旅の話だ。10年ほど前までは中央アジア諸国のビザの入手が困難だった話を聞くと、日本にいながらにして簡単な手続きでビザを取得できる現在の状況は恵まれていると思う。もっとも、ビザ不要になればもっと嬉しいが。
 17時10分、ベスコルに到着。この辺りからは、見渡す限りの草原が延々と続く。かつてジンギスカン率いるモンゴルの大軍がこのカザフスタンを横切っていったのだが、彼らの連れた無数の家畜を食わせるには、このくらいの草原が必要だったに違いない。

 列車の左側に、もう一筋のレールが見えて来た。これは南西方向から伸びているレールで、実はこのレールを南西に向かった先に、私達の目指すアルマティがあるのだ。まもなく2筋のレールが合流する。辺りには貨物のコンテナが並んでいて、ここが鉄道の要衝であることを思わせる。そして、その要衝、アクトガイに到着。19時20分。

続く
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アラコリ湖


アクトガイ

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