シルクロード鉄道旅行-第3弾(蘭州→ウルムチ)(12)

画像
6日目

天池

 2日間の予定だったトルファン観光だが、1日でほぼ終えてしまったので、当初の予定に無かったウルムチ北郊の天池に行くことにした。
 午前中はトルファンのホテルでゆっくりと過ごし、昼過ぎに出発。車が泥で汚れているのは、深夜に珍しく雨が降ったせいらしい。もっと早く降っていれば、雨に濡れるトルファンの町を歩くことができたのだが。そう言えば、この日の空も曇天である。
 まずはトルファン郊外の農家で昼食。うどんやシシカバブを食べる。他に干しぶどうなどの乾燥した果物もつまむ。干しぶどうはもちろん、干しハミ瓜もうまい。だから早速お土産に買ってみた。値段は直売とは思えぬ高さだが・・・、まあいいか。

 トルファンを後にして三たび天山山脈を越える。今度はウルムチの町を縦断して北へと向かう。車は高速道路を順調に走っているのだが、ウルムチの南端に入ってから市街地が尽きるまで、予想外に時間がかかる。こうして縦断してみると、ウルムチは南北に長い町だということがよくわかる。ウルムチを通り抜けてからしばらく砂漠の中を走り、高速道路を下りて山道に入る。雨が降り始める。周辺の住宅は、山の麓では近代的なそれであるが、山奥に進むにつれ、ゲル(遊牧民のテント)が出現する。すぐ脇を渓流が流れる、岩の間の狭い山道をしばらく抜けて、ようやく天池の駐車場に到着。
 天池は、この近辺で最も高いボゴダ峰(5445m)の中腹にある湖で、「中国のスイス」とも呼ばれる。また、崑崙山に住む西王母という仙女の風呂だとも言われている。この美しい湖に来てはみたものの、雨と霧のせいで視界は極めて悪い。だが今さら引き返すわけにもいかないので、とりあえず湖のほとりまで行ってみることにした。
 駐車場から先は一般車両は通行できない。専用のマイクロバスに乗る。さらにマイクロバスの終点からは道が細くなるので、小型の電気自動車に乗る。こうして湖の麓に降り立つと、目の前に天池が広がる。やはり西王母が入浴中なのか、湖は霧にすっぽりと覆われている
 ここには晴れた時に再び訪れようと心に決め、湖のほとりを散歩をしていたその時、何と空が晴れ始めたのだ。湖上にかかっていた霧も徐々に消え、湖の全景とボゴダ峰がその姿を現した。それは上記のいきさつもあってか、とても神々しい風景であった。だが湖畔の人々が歓喜したのも束の間、湖上には再び霧が立ち込める。気まぐれな西王母がまたも入浴を始めたに違いない。

 ウルムチに戻ると、通りの屋台が営業を始めていた。ウルムチでは交通量も多く、道行く人々もせわしなく移動しているため、ここにはトルファンの屋台のようなのんびりさは無い。売り子は道行く人々にさかんに声を掛けている。活気に溢れる通りを歩きながら、鶏肉を揚げたものとヤシのジュースを買って帰る。

続く
目次へ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

nb
2006年07月01日 16:56
PCで、天池の画像を見た。
こりゃあ・・・いい風景だ。

この記事へのトラックバック