シルクロード鉄道旅行-第3弾(蘭州→ウルムチ)(1)

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1日目

波乱

 本来ならば上海の夜景からこの旅の記録を書き起こしたかったのだが、上海にたどり着く前に種々のトラブルに見舞われてしまったので、まずはそこから書くことにしよう。

 横浜の自宅を出たのは8:30。上海行きの飛行機は14時前に出発だから、十分間に合うはずであった。
 最初に異変があったのはバスである。最寄の根岸線の駅へ向かうバスがなかなか来ない。道路はいつもより混んでいるので、おそらくそれが原因だろうと思っていた。結局20分近く遅れてバスが到着。こんなに遅れたことは今まで知らない。しかも、バスの中は満員をはるかに超えた状態である。旅行バッグを持ったまま、バスの中で押しつぶされそうになりながら、非常に不吉な予感を感じ始めていた。
 駅に着くと、そこは混乱を極めていた。バス停やタクシー乗り場には大行列。普段は数十台も待機しているタクシーの姿が一台も無い・・・。電車が動いていないことを確信した。ここにいても身動きがとれないことは明白なので、とりあえずは近くの大きな道路(と言っても徒歩で10分ほどかかるのだが)へ向かう。そこでは、JRの他の駅や京急線の駅へ向かうバスが来るはずだ。
 だが、そこでも既にバス停には大行列ができている上に、バスもなかなか来ない。来たとしても満員で、乗る余地は無い。仕方ないので、そこからさらに別のバス停(実は自宅の近くなのだ・・・)へ向かう。そこには地下鉄の駅へ向かうバスがやって来るし、そこまで来る人は少ないはずであった。しかし、結局は満員のバスが大幅に遅延してやって来るだけだった。こうなったら腹をくくるしかなく、徒歩25分くらいの距離の地下鉄の駅まで歩くことにした。
 私は旅行時にはバッグ1つだけを持ち歩くようにしている。旅先での行動も身軽であるし、空港で荷物待ちをする必要が無いからだ。それが、こんな時にも役立つとは思わなかった。大きなスーツケースを引きずって、起伏の多い道を歩いて行くなど、考えたくもない。
 こうして地下鉄の駅にたどり着いた時は10時であった。何と自宅を出てから1時間30分も、この近辺をさまよっていたのである。やっとの思いで横浜駅に到着したのは10:30。次の成田エクスプレスは11:30発だ・・・。だから、成田空港に少しでも早く着く10:50発の快速列車に乗り込んだ。
 成田空港の出発ターミナルに滑り込んだのは12:50頃。到着するや否や、上海行き飛行機のチェックイン終了のアナウンスが・・・。慌ててカウンターへと向かう。そしてギリギリ間に合う。

 飛行機は定刻通りに出発したものの、成田空港の滑走路が混んでいたり、途中で気流の悪い所を通ったせいか、上海到着が約45分遅れて17時前となった。私が心配だったのは次の2点だ。
1.浦東空港から出るリニアの営業時間は17:30まで(だと思っていた)
2.上海のホテルには予約しか入れていない(中国のホテルは、18時までにチェックインしないと予約を無効にする可能性がある)
上海浦東空港の到着ロビーを出ると、既に17:30を過ぎていた。もうリニアは諦めるしかなく、ホテルまでタクシーで直行すれば、上海市内の夕方のラッシュに巻き込まれることは必至なので、とりあえずタクシーで龍陽路駅まで行く。ここから地下鉄に乗れば、市内中心部まではスムーズに行けるはずだ。(※)
 人民広場駅を出た時は、もう日が暮れていた。そこから歩いて10分ほど、ホテルに着いた時には19時を過ぎていたが、予約は生きていた。

 ホテルの部屋に入ると、どっと疲れが出た。この日は久しぶりにバンドまで行ってみようと思っていたが、その気力も体力も無い。というわけで、南京路を散歩することにした。バンドと並んで上海らしい夜景を見せてくれるこの通りに来ると、上海に来た実感が湧いてくる。

(※)上海からの帰りにリニア駅の窓口を見ると、営業時間がいつの間にか21時台まで延長されていた(後で調べると2005年の12月かららしい)。やはり最新情報の取得は常に欠かせないことを痛感させられる。

続く
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