シルクロード鉄道旅行-第2弾(上海→敦煌)(6)

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上海→鄭州

 停車中のT52特快列車の8号車に乗り込む。座席は前回の旅行と同じく、4人用軟臥だ。ベッドの隅に荷物を置き、壁に背をもたれてくつろぐ。前回は見るもの全てが新しく、しばらくはリラックスする余裕もなかったことを思い出す。
 20時38分、列車がゆっくりと動き出す。魔都上海が闇に放つ光の渦の中を西へと向かう。しばらくすると、あれほど眩かった光もまばらになり、真っ暗な郊外の田園の中を抜けて行く。21時25分、最初の停車駅、蘇州に到着。水郷として有名なこの町には、数ヶ月前に来たばかりだ。
 列車は無錫・常州を通り、23時41分、南京に到着。南京を出てしばらくすると長江を渡る。闇夜の中で川面を見ることはできないが、両岸の灯りの隔て具合を見るだけでも川幅の広さに驚く。長江を渡った列車は北へと進路を変える。0時を過ぎたが、私はとても寝付けそうにない。列車は蚌埠を通って徐州に到着。この駅では、北京方面から南へ向かう路線と、連雲港から西へ向かう路線とが交差する。T52特快列車は、ここから西へと進路を取る。

 いつの間にか夜が明けていた。少しは眠れたようだ。起きてからしばらくして鄭州に到着。予定では6時38分着のはずだが、時計を見ると7時を過ぎていた。

続く
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上海~鄭州

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