シルクロード鉄道旅行-第2弾(上海→敦煌)(2)

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2日目

列車に乗れない!

 朝、部屋の窓から上海駅のホームが見える。この日の夜は、自分もそこにいるはずである。しかし、それはまだ確定してはいないのだ。
 切符を手配した上海の旅行社へ電話する。だが、誰も出ない。よく考えてみると、この日は休日なのだ。一瞬頭の中が真っ白になる。しかし、もう旅は始まっている以上、このまま手をこまねくわけにはいかない。
 私の泊まっているホテルには、その立地上からか、切符の予約所がある。まずそこへ行き、敦煌までの切符の手配を依頼する。だが、既に満席のようだ・・・。日本への帰国便は予約済であるし、敦煌でも色々と予約している。敦煌への旅は続けなければならないが、鉄道の旅は諦めるしかなさそうだ・・・。
 ホテルのフロントで延泊の予約を入れた後、出かける。上海駅前から地下鉄1号線に乗り、南へ向かう。人民広場で2号線に乗り換え、西へ向かい、静安寺で下車。駅近くのエアターミナルへ行く。ここならば敦煌までの航空券が容易に手に入るだろうと思ったのだ。だが休日のためか、ほとんどの航空券売り場が閉まっている・・・。1軒だけ開いていた売り場で、どうにか翌日発のチケットを購入。敦煌着が午前0時前という強行便ではあるのだが・・・。

 航空券を手にして少し安心したので、市内を観光したくなった。地下鉄2号線に乗り、人民広場に戻る。その名の通り、この一帯には広大な広場があり、その中に市政府の庁舎をはじめ、巨大な建物が点在している。広場の南端にあるのが上海博物館だ。地図を見ると簡単に行けそうなのだが、途中に交差点がいくつもあるので、見つけるのに意外と苦労した。
 博物館は4階建てで、青銅器・塑像・絵画・陶器・玉器などが展示されている。ここはおそらく中国最大の博物館ではないはずだが、それでも展示品の質と量は見る者を圧倒してしまう。中国の歴史と文化のスケールの大きさを感じずにはいられない。

 地下鉄1号線に乗って上海駅前のホテルへ戻る。夕方、念のため再び旅行社に電話するが、やはり通じない・・・。やがて本来乗るはずだった列車の発車時刻が過ぎた。体中が疲労感で覆われる。今回の旅も「鉄道」のつかない「シルクロード旅行」になるのだろうか?

続く
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