シルクロード旅行-番外編1(上海→嘉峪関)(10)

5月3日

嘉峪関→蘭州→西安→上海

 この日は、私の旅行では珍しく何もしなかった日だ。というよりも、何もできなかったという方が正しいであろう。週3回しか飛ばない西安行きの便は、夕方に出発する。嘉峪関の街中には、一日遊べそうな場所は無い。酒泉まで行けば何ヶ所か見学する所はあるのだが、前日行ったようなオーダーメイドのツアーは決して安くないし、そこまでして行ってみたいとも思わなかった。そのようなわけで、夕方までホテルでごろごろしていた。
 18時ちょうど、西安行きの便で出発。日は西に傾いているものの、中国西域ではまだまだ明るい時間だ。嘉峪関の町は瞬く間に小さくなり、砂の海の中の孤島となる。そして、ガタガタと揺れる飛行機は往きと変わらない。蘭州に到着。今度はトランジットにも戸惑わない。蘭州を出発してから、ようやく空が闇に包まれる。そして21時過ぎ、西安に到着。

 泊まるホテルは空港のすぐそばではあるが、徒歩で行くのは荷物を持つ身ではつらいし、空港から伸びる歩道は決して歩き安いとは言えない。途中で大きな道路も横断する必要もある。だが、タクシーにはあっさり乗車拒否される・・・。やっとの思いでホテルに着いたのは22時前のことだ。
 しかし、災難はまだまだ続く。どういうわけか、部屋のドアを外側から閉めることができない。(もちろん、内側からは閉められる。)おかげで、部屋を空けて食事に行くこともできない・・・。フロントでは英語がほとんど通じないので、部屋を換える交渉をするのも億劫になり、結局、所持していた菓子類だけで夕食を済ませた。
 翌4日朝のチェックアウト時、返却されたデポジットを見て一瞬不審に思った。だが、空港行きの送迎バスがすぐに出発するのでそのままホテルを出てしまった。7時前だが空港は混雑していた。カウンターには長蛇の列。ツアー客が大勢いるようだ。出発ゲートで飛行機を待っている間に先程のデポジットを確かめて仰天した。それは、咸陽市(空港やホテルのある市)でのみ使用可能な商品券のようであった。こちらはデポジットとして紙幣を支払っていたのだが・・・。

 8時過ぎ、上海行きの便で出発。上海を経由して広島へ向かう便だからであろうか、中国の国内線では珍しく日本語のアナウンスが流れる。私の周辺の座席は大勢の日本人のツアー客で占められていた。彼らに聞いた所では、それでも日本人ツアー客は半減したのだとか。上海の暴動の余波は思ったより大きいようであった。10時前、上海浦東空港に到着。

続く
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