シルクロード旅行-番外編1(上海→嘉峪関)

はじめに

 シルクロードの旅も第1弾が終わったばかりだと言うのに、いきなり番外編などとは笑止な話である。しかも今回の旅には「鉄道」がつかない。なぜこんなことになったのか、少し説明が必要であろう。
 中国甘粛省の西部に嘉峪関という町がある。今では鉄鋼業で栄える一地方都市に過ぎない。だが、かつては河西回廊の喉元と呼ばれ、中国西方における重要拠点であったのだ。そしてこの町こそが万里の長城の西端でもあった。だから私の頭の中では、嘉峪関は明時代までの中国王朝エリアの西端であり、敦煌は西域での前線基地というイメージが強い。このようなわけで、嘉峪関は敦煌を訪れる前にぜひとも行かねばならない町であるのだ。
 もちろん嘉峪関にも西へ向かう鉄道が通っている。嘉峪関を経由して敦煌へ向かう鉄道旅行をすれば良さそうなものだ。しかし、ここで中国の鉄道システム特有の問題が障害となった。中国では始発駅から途中駅への切符は容易に取得できるが、途中駅から乗車するための切符の取得が困難なのだ。そして、嘉峪関を始発とする列車はほとんど無いのである。一度に嘉峪関・敦煌を鉄道で回ることはほぼ不可能になった。日程の問題もあって色々と悩んだ挙句、嘉峪関には飛行機で行くことにした。
 故に、今回の旅行には「鉄道」がつかない。よってシルクロード鉄道旅行の「第2弾」とすることもできず、「番外編」となってしまったのである。
 だが、初めて見る西域の風景は私を圧倒し、途中立ち寄った上海や蘇州の風景も非常に素晴らしかった。これは、2005年4・5月に上海から嘉峪関に旅した7日間の記録である。

目次


    4月29日
  1. 上海へ


  2. 4月30日
  3. 拙政園

  4. 虎丘

  5. 寒山寺


  6. 5月1日
  7. 上海→西安→蘭州→嘉峪関

  8. 嘉峪関に到着


  9. 5月2日
  10. 懸壁長城

  11. 嘉峪関

  12. 魏晋壁画墓・長城第一墩


  13. 5月3日
  14. 嘉峪関→蘭州→西安→上海


  15. 5月4日
  16. 上海リニア

  17. 黄浦江

  18. 豫園

  19. 浦東



参考図書
この旅を計画・実行するにあたって参考にした本です。


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