シルクロード鉄道旅行-第1弾(北京→西安)

はじめに

 「シルクロードに鉄道は走っているの?」これが全ての始まりであった。とある飲み会の席でのこと、私が鉄道に興味のあることを知っていた知人が質問した。「うーん、あるんじゃないの?よく知らないけど。」その場は適当に答えてそれで終わってしまったが、シルクロードを走る鉄道への関心は私の心の片隅に着火し、熾火のように残り続けた。
 その後インターネットで調べていくうちに、中国から中央アジアを経由してヨーロッパへ通じる鉄道ルートの存在を知った。ユーラシアの東の「果て」日本から西の「果て」ヨーロッパへ、しかも古代から数々の歴史上のドラマを生んだシルクロードを鉄道だけで走破可能なのだ。「シルクロードを鉄道で走破したい!しなければならない!」心の片隅の熾火は炎となって私の心を包んだ。こうして北京-ロンドンを鉄道で走破する計画を立て始めたのは2004年の初頭である。
 本来は京都・奈良辺りをスタートとして、博多から船で韓国に渡り、朝鮮半島を鉄道で縦断して中国へ行くのが良いと思うが、現状の政治情勢ではできそうにもないので、とりあえず中国の首都・北京をスタートにした。なぜゴールがロンドンなのかは自分でも良くわからない。かの有名なヒッチハイク旅行の影響を受けたのかもしれないし、単にユーロトンネルを通ってみたいだけかもしれない。おそらく後者だと思うのだが。
 私もしがないサラリーマンの一人である以上は、北京-ロンドンを一気に走破するほどの長い休暇を取ることはまず不可能である。よって、旅程を細分化して少しずつ進むことにした。正直な話、あと何年かかるかはわからない。だが、何年かかってでもやり遂げるつもりである。
 これから述べるのは、この旅行の第1弾として2004年の4・5月に北京と西安を旅した6日間の記録である。なお「鉄道旅行」ではあるのだが、実際に列車に乗った時間は相対的に短く、鉄道に関する直接の記述が少なくなることを予めお断りしておく。

目次

    4月29日
  1. 北京へ


  2. 4月30日
  3. 明十三陵

  4. 万里の長城

  5. 北京ダック


  6. 5月1日
  7. 故宮(1)

  8. 故宮(2)

  9. 地下鉄

  10. 天安門広場

  11. 北京西駅

  12. 北京を出発


  13. 5月2日
  14. 西安に到着

  15. 半坡遺址・華清池

  16. 兵馬俑

  17. 大雁塔


  18. 5月3日
  19. 小雁塔

  20. 西安城壁

  21. 鐘楼・鼓楼

  22. 帰途



参考図書
この旅を計画・実行するにあたって参考にした本です。


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