渡良瀬渓谷の旅(4)

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足尾銅山

 通洞駅から南へ歩くと、渡良瀬川のほとりに観光用の銅山坑道の入口がある。入場券を買って中に入ると、遊園地にあるようなトロッコ列車に乗せられる。動き出したトロッコ列車は、まっすぐに坑道へと向かう。そしてそのまま地の穴へと吸い込まれる。このままトロッコで地底探検か?と思いきや、トロッコ列車はすぐに停車する。後は徒歩で地底を探検することになる。
 天井からは水が絶え間なく滴り落ちる。観光としては雰囲気があって非常に面白いのだが、こんな所で毎日働くのは大変だったに違いない。
 足尾銅山は江戸時代から採掘されている歴史の古い銅山である。明治時代から起きた鉱毒問題により非常に有名になったが、閉山したのはわずか30年ほど前である。銅山であるのは通洞駅の北側の備前楯山であるが、坑道ははるか南まで伸びているのである。
 坑道を出て、通洞大橋から渡良瀬川を眺める。昔からずっと流れ続けてきたその川は、その周りで起こった様々な悲喜劇を見つめ、そして今日も人の営みを静かに見守っているのだろう。

続く
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