日本横断鉄道旅行(最東端の駅→本土最西端の駅)(4)

画像
ラーメンと夜霧

 釧路駅前のホテルにチェックインすると、早速街へ出る。今日は祭りがあるらしく、駅前の通りが歩行者天国になっている。混雑をさけるために、裏道に回る。「釧路ラーメン」というのがあるらしいのでラーメン屋を探しているのだが、祭りの方に露店を出していたりして大抵休業している。やっと「ラーメン」の看板のある店に入る。そこは小さな居酒屋だった。「釧路ラーメン」は酒を飲んだ後に食べるので、醤油ベースのこってり系の味なのだそうだ。私は酒も飲まずにラーメンを食べる。確かにこってりしている。おいしい。
 腹がふくらんだ後、釧路川沿いのフィッシャーマンズワーフへ行く。鮮やかな光を放つその大きな建物の前には炭火焼の露店があり、大勢の人々で賑わっている。川面には夜霧が漂う。すぐ近くのビルであっても、上の方が霧で隠されてしまう。
 フィッシャーマンズワーフから幣舞橋を渡ると、前方にロータリーがあり、その奥の丘の斜面に花時計が見える。花時計の前をまっすぐ南に行くと、出世坂の上り口がある。かつてこの坂上に旧制釧路高校があったことから、その名がついたらしい。坂を上って左へ折れると、花時計のある斜面の上にたどり着く。ここから釧路の街が良く見える。写真ではよくわからないのだが、街が夜霧に覆われているのだ。街全体が幻の中にあるような、不思議な気分になる。私は来た道を引き返し、坂を下り、橋を渡る。丘の上から見ている人があれば、私の姿はきっと幻の中へと消えて行ったに違いない。

アルバムへ
続く
目次へ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック